球地で…―心を探して―

翌日

私たちはサントラス王さんの招待してくださったパーティーに出席することになった


なんのパーティーかって?

あのイスがピンクに戻った祝いだって…

なぁ~んか何でもありって感じだよねぇ

『ところでサントラス王さんどうしてキュゥルは黒ずんだんでしょうね?』

「青い光のほかに何か変わったことでもあったのですか?」

サントラス王さんは少し考えて

何かを思いついたように言った

「そういえば青い光とともにこの国は移動してきた茨の森に飲み込まれたのだっ」

がシャン!

カナトがいきなり立ち上がった

「どうしてそれを早く言ってくださらなかったんだ!!」

「すまぬ 隠していたわけではないのだが おぬしをその姿にしたミュユラがおそろしいのじゃよ」

「もぅイイです。それより茨の森はどっちに向かったのですか!?」

サントラス王さんは窓に近寄りそして外を指差し

「東じゃっ!きっと今はザガーラの峠に移動してるはずだ
毎年この時期になるとそこであの茨の森は増幅するという噂がある」

っと言った…


私たちはいかなければならない…

もしそこに危険なことが待っていたとしても

カナトの姿を元にもどしてあげなきゃいけない

なにかもぅ絶対戻してあげたいっていう思しかなかった気がする…
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