球地で…―心を探して―
考えても考えてもわからない…


心って…


『まぁそぉ簡単に自分の中で理解できるようなものでもないし
そぉだっ 青い石でもながめてみょぉ~♪』

そぉ思った私は包みを取り出しそっと開けた

あの老婆はご丁寧に箱にまで入れてラッピングしてくれたのだ

なにやら老婆にとってはきっと大切だったのだろう

チィとかいう少女にはぜったいあげなかったからなぁ~

なんで大切なのに私にくれたんだろう…

そして 私は息を整えて

そぉ~~っと箱のふたを開けた

青ぃ光が部屋中に広がった…

『へっ?なに!?』

その光は一瞬で消えた…

箱はオルゴールで 聴いたことないけどなぜか懐かしい曲が流れた…

ネックレスをつけてみた

やっぱり…

『綺麗…』

思わず口から零れ落ちる一言

目をオルゴールのふたに返すと

なにやら文字がかかれてあった…

何語??

でも何でかしらないけど読める…

『青い石よ。我に力を与え 我のみを守れ ブルーストーン…』

口に出してその文字を何気に読んでみた

何コレ?

そう思ってたらネックレスの青い石が光りだして

私の体をいっきに包んだ…

下に落ちるような感覚が体を襲う…

『うっっ!』

怖いっ!!!

なにもなすすべもなく

あたり一面青の世界を落ちていく…

『私…どぉなっちゃぅの…』

私は無意識のうちに気絶したらしい…
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