球地で…―心を探して―
その次の瞬間 手がを振り上げ喉めがけて…手がっ

《死ねーーーーー!!》

止めて!!!!


グサっ!!


目をつぶってそう叫んだけど…

止まらなかった…



そっと目を開けると…

私の周りを 白い水龍が飛んでいた

ハピスさん???

ぢゃない…

その水龍の外側をオロチが飛んでいる

『白い…水龍…?』

つぶやくと 白水龍は私のほうを見て なんだか優しい目をした

そして私の中へと消えていった…

ワケわかんないままポカ~ンっとしていると

《おのれぇ~ この俺様が追い出されただとっ!こんな女ごときに!?》

オロチにすっごい迫力で睨まれた…

《お前何者だっ》



『何者だって言われても…ただの女の子だもん!水龍姫とか言われてるけどふつぅ~~の人だもん!』

《なるほど…白水龍のやつが俺をはじき出したのか…》

オロチは少し考えこんで私に言った

《もし お前がほんとに水龍姫だとしたら俺様を 俺様を破壊神から解放してくれ》

『えっ??』

意外な言葉だった

ってか どぉいうことだろう??

だってもともとこのオロチが破壊神ぢゃないの??

開放するって…

ぢゃぁ このオロチはなんなのよぉ~

「オロチ!!お前もしかして人だったんじゃないか?」

カナトの声!?

あっ…今まで忘れてた

カナト…

生きてる!!

よかったぁ~

でも少し首から赤い血を流しながら立っていた

無意識のうちに 私はカナトの首から的をはずしたみたいで 致命傷にはならなかったみたい…

でもかなりいたそう…

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