球地で…―心を探して―
必死で動こうと手を引っ張っていると

《そんなに引っ張ってると逆に手がちぎれるぞ。まぁこれでどんなもんかはだいたいわかっただろ?ちなみにそいつにアズはかからないぜ。
右手痛くなったら勝手に左手に付け替えてもいいぜ
そのスライム腕輪は生き物なら何でもくっつけたものに移るからなっ
そうだあのカナトとかいう奴に付けてもいいぜ♪そのかわりあいつはここからでれねぇけどなっ(笑)》

そぅいって洞窟の外へ出て行ってしまった

むっかぁー

なんか 私をアホ呼ばわりしてるような言い方っ

絶対なんかで見返してやるっ!

…………………。

その前にこっからどぅやって出よう…

カナトに助けてもらうしかないかなぁ

この状態じゃしょうがないしねぇ

でも…助けに来てくれるかなぁ

ってか どぉ~やって居場所知らせよう

あたふたしていると私の体が光って…

あの時…

あの 泉で 私の周りを飛んでいた白水龍が現れた

そして 私を見て その後すぐに外へと飛んでいってしまった

なんだったんだろう…

あの白水龍…


…これからどうしよう……
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