球地で…―心を探して―
第⑭章 決戦!?
「笹をっ 笹に何をした!?」

【心を貰っただけだ】

「心とは…?」

【ばぁ~かっそんなもん答えたらお前が元の姿に戻るのと同じじゃねぇかょ】

「…」

ミュユラ様が私に近づいてきた

【ササ=リトエント…あいつを殺せ!】

『はぃ。ミュユラ様』

あいつ…

あいつって…誰…

そぅいえば 私…誰?

でもミュユラ様に仕えてることは確か…

今までの記憶が…ない…

そぅ思いつつも奴の首を絞めた

子供の首くらいなら私でも絞めれる

「うっ…」

私は 言われたとおり こいつを殺す気で力いっぱい首を絞めた

「くっ… っ…ささっ………」

奴はもぅ死んだ

そぅお思い手を離した

地面に落ちるとき…

奴の口が私の口に触れた気がした…

ドサっ…

「…せめて……ささ…だけでも…」

息が止まった…

こいつ…誰…私…なんで…

涙…

【よくやった。ササ=リトエント】

『はぃ。ミュユラ様』

でも…何?

この涙は…

次々と…

止まらない…

こいつ…誰…?

私が殺したこいつ…

殺してしまった…こいつは…

いったい…

だれ…

…だれ……

【カナト王子も王子というほどのものでもないなっ】

カナト…

『カ…ナト……カナト…何か…大事なことが…』

【五月蝿い!!】

バチっ!!

今 何か頭の中に流れ込んできたようなような…

∑(’’)そうだ!!私っ

全部思い出した!!

『カナト!!』

私はカナトを抱きかかえた

冷たい…

『カナト…私が…私が殺しちゃったの…私が…私が…私が…』

泣いていると いきなりカナトが何故か光りに包まれもとの姿に戻った…

『でも…意味ないよね…今更戻っても…カナト…生きてないもんね…なんで…なんでこぉなっちゃうの……私が…カナトを…』

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