球地で…―心を探して―

【ササ様。ダメです!!アズで生き返らすなんでできない!!!】

ミュユラは私の手をつかんで言った

そしてハピスさんも出てきて私を止めた…

『とめないでぇ!!!』

それでも私は②人を振り払った

何か悪い予感がしたのか…わからないけど刹那もやってきた…

でも私はお構いなしでカナトを抱きしめて

『青い石よ。我に力を与え 我の身を守れ。ブルーストーン』

お願い!!!

生き返ってカナト!!!

死なないでっ!!

カナトの体があったかくなってきた

『もぅ少し…大丈夫…きっとカナト…助かる…』





パリンっ!!!

その時 突然青い石が砕け散った…

次の瞬間 私も地面に倒れた…

でもまだ意識はかろうじてあった…

最後の力を振り絞って私はカナトの手を握り締めた

『カナト…ゴメンね…助け…られなかった……ゴメン…ごめんね…』

アズが使えなくなった私は球地にいられず 体は消えかかっていた…

このまま 私…

消えちゃうのかなっ…

カナト…

【《「うわぁーーー」》】

みんなの声とともに青い光が当たり一面に立ち込めた

なんか私とカナトの手の間から光ってる…

ゆっくり手を離すと その中には…

青い…石…

コレは…

「あれは あれこそがササ=リトエント様 つまり ササ様の本当の力!!アレがササ様自信のアズ…」

私のアズ…

ハピスさんの言う…コレが私だけのオリジナルのアズ…?



もぅなんでもいい…

何回でもする

どうなってもいい

カナト…
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