【番外編】桜色~叶わぬ恋~
『太一、お前もたまには外で遊ぼうぜ!』
ボールを片手に持ったクラスメートが誘ってくれた。
俺は三咲のそばにいたかった。
『おーう。』
でも、断ることができなかった。
友達を失うのが怖かった。
浅い友情で繋がった友達とは付き合いよくなきゃ捨てられる。
そう思ってる自分がいた。
三咲のアンケートと三咲の言葉が頭の中をグルグルしていた。
俺は、変わることができないんだ。
結局・・俺は本当の友達なんて作れない。