【番外編】桜色~叶わぬ恋~
中学で同じクラスになった俺は積極的に三咲に声をかけるようになった。
小学生の時と違って周りにもカップルがたくさん出てきて恥ずかしがらずに恋愛ができるようになっていた。
初めての体育の授業。
俺は三咲に告白した。
『俺さー、三咲がすきだから!』
大好きと言う気持ちの大きさとは裏腹に結構あっさりした告白になってしまった。
三咲は戸惑っていた。
次に三咲の口から出る言葉が怖くて俺は間髪をいれずに言葉を発する。
『下の名前で呼んでいいか?』
『別に・・。』
『まじで?!サンキュっ!』
下の名前で呼んで良いというお許しをもらってしまった・・。