先生
☆後編☆
☆相談☆
「お゛う゛~ぎい゛でよ゛~っ!」
皇の確認も無しに、泣きながらズカズカと皇の部屋に入る。
「勝手に入ってくんなよ!
っつかなんで泣いてんだよ!!?」
「でっぢゃん゛がぁ゛~~」
こんなとき普通は姫の方に行くべきなのかもしれない。
でも、あたしは皇の方に自然に足が向くんだ。
なんだか皇には遠慮なく何でも言えて。
なんでかって言われたらちょっと困るけど。
多分皇があたしに告白してくれたから。
告白されて、逆になんだかスッキリして。
それからなんか更に皇とはよく話すようになった。
恋愛の話しは姫より先に皇。
男の気持ちも皇ならわかるし、あたしのダメなとこもちゃんと言ってくれる。
だから今日も皇の方に来ちゃったんだ。
「はいはい、とりあえず涙ふけ?
んで鼻かめ?」
あたしに箱ごとティッシュを差し出してくる。