先生
っつか保健室っててっちゃんがいる確率大なんだよっ!
そりゃてっちゃんに会いにきたんだし?
いないと困るけどっ
なんとなーく気まずいんだよね……
でも言わせるんだもん!
覚悟決めなきゃ!
うん!
心の中で自分に言い聞かせてると保健室の前まで来る。
うっし! 行くぞ!
あたし勢いよく保健室のドアを開けると、開けた先にはてっちゃんがいた。
やっぱり保健室にいた。
「てっちゃーん、体温計貸してー」
「ん? ほい。 どした?」
てっちゃんから体温計を受け取り姫に渡す。
姫が測るのを確認してからてっちゃんの方に切り返す。
「なんか姫風邪っぽくてさー」
「そーか。
池田と違って病弱っぽいもんなぁ」
ニヤリと笑ってあたしを見る。
失礼なっ!