先生
☆沙妃と皇☆
「……!………き………」
何?
何か…?
誰かが呼んでる?
「…さき……」
誰?
あたしのことを乱暴に呼ぶ声。
「………沙妃ッ!」
「うわッ???!!」
あまりのでかい声にあたしは椅子から落ちる。
「ぃったぁ~」
ってかあたしいつの間に寝たんだ?
2時間目の授業なんだったんだろ?
それすら思い出せないや。
んー
なんだったっけなぁ?
落ちて痛かったのよりそっちのが気になって考えてたあたしに
「今朝はどーも?」
なんて舌を出しながらあたしを皇が見下ろしてる。