先生
生徒……。
わかってた。
フラれること。
でも、それでも伝えたかった。
かと言って、フラれたからって諦められる恋でも無いんだ。
そんな簡単な恋ならあたしはてっちゃんに告白なんかしてない。
「てっちゃん、諦め悪いって思うと思うけど、あたしはやっぱりてっちゃんが好き。
生徒じゃないならいいんだよね?」
「え?
まぁ……そういうことになるな」
「あたし、自分磨いてもっといい女になるから!
で、16歳になったらてっちゃんに会いにいくから!
それでてっちゃんがあたしのこと気に入ってくれたら、20歳になったあたしをもらって!」
てっちゃんにギリギリまで詰め寄る。