先生
「担任には言っといたから」
「あ、ありがとうございます。 けど。」
安心して保健室に入ろうとしたけど、
「なんでベッドの上乗ってるんですかぁ~!?(汗」
って言った姫の言葉にあたしはドアに掛けた手を引っ込める。
「ってゆーか退いて下さい~~っ!」
「いーじゃん♪
一ノ瀬なんか止めてオレにしない??」
そのてっちゃんの言葉にあたしはその場で固まってしまう。
嫌だ。
てっちゃん。
嫌だよ。
そんなこと姫に言わないでよ。
なんでよ。
なんであたしじゃダメなの?
あたしはてっちゃんが好きだよ。
他の誰より何よりてっちゃんが好き。
どうして、どうしていつもそれを言う相手があたしじゃないの?
なんで姫なの?
ねぇ、てっちゃん。
あたしがあなたを想うのは無駄ですか?