先生
ねぇてっちゃん?
あの約束覚えててくれたんだね。
あたしのこと好きになってくれたんだね。
今じゃそう思っていい。
そのことにすごく安心する。
卒業まで待つよ。
てっちゃんが好きなんだもん。
当たり前でしょ。
今はみんなには言えないけど、
卒業したら堂々と言ってやるんだから!
あたしはてっちゃんの“生徒”じゃなくて“彼女”ですって。
あの時の約束は20歳までのあたしの一方的な約束。
でも今の約束はこれからの、あたしとてっちゃんとの約束なんだ。
あたしの想い中学から変わることなかった。
そしてこれからもずっと――…。