雪花
はじまり
相馬からの手紙を、言葉を、胸に、教室に戻った。
「あっ、響さん、来た~。どうしたの?心配してたんだよ」
「え?」
教室に戻るなり、隣の席の飯田さんに声をかけられた。
「そうそう」
飯田さんを囲んでいた二人も頷く。
「先生に相馬くんの事いろいろ聞いてさ、みんなで何か贈りたいねって話してたんだ」
私に話しかけている。今まで、こんな事なかった。
「響さんさ、相馬くんと仲よかったみたいだから。一緒にやってくれる?」
「…え?私?」
「うん」
飯田さんも、他の二人も「一緒にやろう」と言ってくれる。
断る理由なんてない。
「ねぇ、お昼食べながら話そうよ。響さんも一緒にさ」
臆病な私を変えるチャンスを、相馬がくれた。
人の気持ちなんて、わかんない。
だけど、相馬が、こんな私に憧れてたんなら、私だって自分を好きになりたい。
人の気持ちなんて分かんない。だって、私は私だから。
だけど…怖いけど、受け入れてみよう。
大丈夫、相馬は大丈夫だったんだから、他の人だって、きっと大丈夫。
「あっ、響さん、来た~。どうしたの?心配してたんだよ」
「え?」
教室に戻るなり、隣の席の飯田さんに声をかけられた。
「そうそう」
飯田さんを囲んでいた二人も頷く。
「先生に相馬くんの事いろいろ聞いてさ、みんなで何か贈りたいねって話してたんだ」
私に話しかけている。今まで、こんな事なかった。
「響さんさ、相馬くんと仲よかったみたいだから。一緒にやってくれる?」
「…え?私?」
「うん」
飯田さんも、他の二人も「一緒にやろう」と言ってくれる。
断る理由なんてない。
「ねぇ、お昼食べながら話そうよ。響さんも一緒にさ」
臆病な私を変えるチャンスを、相馬がくれた。
人の気持ちなんて、わかんない。
だけど、相馬が、こんな私に憧れてたんなら、私だって自分を好きになりたい。
人の気持ちなんて分かんない。だって、私は私だから。
だけど…怖いけど、受け入れてみよう。
大丈夫、相馬は大丈夫だったんだから、他の人だって、きっと大丈夫。