あなたが一番欲しかった言葉
「だけどな、世間はそうは見ない。俺たちが純愛だと思っているものも、周りから見たらただの不倫でしかないんだ」

「いいじゃないですか!他人がどう思おうと。
本人同士の結びつきが強ければ、そんなの関係ないですよ。
誰がなんて言おうと関係ないじゃないですか」

結城さんは真っ直ぐに俺の目を見つめながら、何かを悟ったように2回3回と相槌をうちながら、口を開いた。
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