あなたが一番欲しかった言葉
「ははは、ばれた?そうなんだ。
缶ビールって賞味期限があってな、いやいや、まだうちのビール、期限切れって訳じゃないんだけどね。だけど、ほら、全然売れてないからさ。
ベトナムのビール「333」なんてオープンしてから1本も出てないんじゃないかな」
「そりゃそうだよな。ラガーやドライの国産が置いてあるのに、誰が好きこのんで、訳わかんねービール頼むんだよ。
なあ、ヨシキ、おまえもそう思うだろ?」
イサムの陰口に、僕は思わず「しっ」と人差し指を寄せる。
「それで値段なんだけど、『世界のビールが飲み放題!おつまみ付!』、これ、いくらぐらいが妥当かな。みんなの意見が聞きたい」
店長は眼鏡を押し上げながら、みんなの顔を見回した。
缶ビールって賞味期限があってな、いやいや、まだうちのビール、期限切れって訳じゃないんだけどね。だけど、ほら、全然売れてないからさ。
ベトナムのビール「333」なんてオープンしてから1本も出てないんじゃないかな」
「そりゃそうだよな。ラガーやドライの国産が置いてあるのに、誰が好きこのんで、訳わかんねービール頼むんだよ。
なあ、ヨシキ、おまえもそう思うだろ?」
イサムの陰口に、僕は思わず「しっ」と人差し指を寄せる。
「それで値段なんだけど、『世界のビールが飲み放題!おつまみ付!』、これ、いくらぐらいが妥当かな。みんなの意見が聞きたい」
店長は眼鏡を押し上げながら、みんなの顔を見回した。