あなたが一番欲しかった言葉
両肘をカウンターに乗せ、身を乗り出しながら、メグは質問をイサムに浴びせる。

「うるせーな、しっしっ!」

イサムは、ソリティドッグ用の塩をメグに投げつけながら、あっち行けと手を払った。


テーブル席から1人の男性客が、足をふらつかせながらバーカウンターに向かって歩いていくるのが見えた。

真っ赤に充血した目が座っている。



嫌な予感がした。
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