あなたが一番欲しかった言葉
イサムとの対立
トイレの個室にこもったきり、出てこないイサム。

ドアをノックしながら、話しかけた。

「大丈夫か。吐いたらすっきりしたか?」

「ああ・・・」

たった一言だけの返事。

「今日は散々な夜だったな。イサムは凄いよ。僕は同じことはできない。
それにしても、なんだったんだろう、あいつらは。自分の店の従業員に言えばいいような文句を。
僕らは関係ないだろうに。」

僕は独り言のように、率直な気持ちを話した。
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