‐恋は唇で嘘をつく‐【激甘短編】
私の頬に柔らかい舌の感触が滑らかに滑っていった
「…ねぇ、あんた俺たちの邪魔しないでくれない?」
彼の舌だった
「違うっ…何もしてない!!」
「大丈夫、快感を与えられて拒めるはずがないんだ。そのままゆだねろよ」
彼は続けようとする
「待て、話は終ってないんだぞ」
先輩が止める
「……何?」
「俺は風紀委員だ、そしておまえの先輩でもある」
「だから何?」
「おまえを止める必要がある」