‐恋は唇で嘘をつく‐【激甘短編】



「なんで…先輩…」


「そこの彼がそういう姿勢なら、俺もそろそろ戦闘体制にならないとな」


「ふーん、奪おうっての?無理無理、美羽ちゃんは俺のものだから」


なんか会話内容がおかしいんだけど?



先輩が自分にかけていた眼鏡を、カチャリと音をたてて外す


整っていた髪の毛をくしゃりと手櫛ですると、いつもの先輩ではないような感じになった



「夜星」


「……先輩?」



グイッと先輩に引っ張られて、彼の腕の中からはなされる


そしてふいに触れる口づけ





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