‐恋は唇で嘘をつく‐【激甘短編】
私の名前は夜星美羽【ヨボシ ミウ】
彼の名前は…
知らないわ
「なんで私の名前を昨日会ったばっかりのあなたが知ってるのよ」
「さぁ?なんでだろうね?」
彼は首を傾げる
「っ…ずるいわよ!あなただけが名前を知ってるなんて…!」
「そんなに知りたいの?俺が美羽の名前を知ってる事にそんなに興味ある?」
彼は、薔薇の花びらを一枚プツッとちぎって、ひらりと落とした
「俺に興味あるの?」
顔がカアッと赤くなるのを感じる