‐恋は唇で嘘をつく‐【激甘短編】
恋は唇で嘘をつく
もう…忘れられない
触れただけで焦がれそうになる指先も
聴いただけでとろけそうになる声も
私が映るあの真剣なまなざしも
すべて
忘れられない
たった数日間の間で、こんなにもあなたの事を想うなんて
あなたは私にどんな魔法をかけたの?
唇に残る彼の感触
いつも必然過ぎて、その重みを、気持ちを、忘れかけていた
あなたが好き
名前なんか知らなくていい
私があなたの事を好きな事に変わりはないのだから