あやしい女
「昇クンだって。」

「もう一人は聡くんだってよ。」

「声理想的。」

「お前キモ。」

「うっさいわ。声も重要だろ。」

うちら2人は超顔を近づけてひそひそ話してまーす。

「ねぇ春。チャンスだと思わない???」

「はぁ???何がぁ??」

「だぁかぁらぁ!!!お邪魔な聡くんが今居ないでしょ???」

「だから??」

「話しかけるの!!!昇クンに。」

「マヂで!??」

「ちょっと声デカーい。マヂでって単語ぐらい別にいいけど。」

「ごめんごめん。てか本気で話しかけんの??何て???」

「普通に話しかけちゃえっっ♪♪早くしないと帰ってきちゃうよね。」

チラッw


つんつん。

あたしは昇クンの腕に人差し指でつんつんしましたぁ!!!!祝接触w

「こんにちは♪♪」にこっw

「こんにちは???」

「おいおい弥瑚・・困ってるだろ。」

「今日は男2人デートですか???」

「・・・そうだよ。そっちは女2人でデート???」

「あのー・・・お友達になってくれませんか???」

「え???」

「ほら弥瑚。突然すぎるだろ。無理無理。」

「まだ返事来てないでしょー。そんな最初から弱気じゃ男つかめないでしょ??」

「いや、ウチは彼氏いるし!!!負け組そっち。」

「ごめんw

で、返事は???」
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