ヒミツの悪魔くん
プロローグ-ヒミツな事件-


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「…んっ………」



部屋中に鳴り響く着信音で私は目を覚ました。



ジャラッ。



枕の近くにあるストラップや、キーホルダーの沢山ついた携帯を手に取る。


ディスプレイを見ると《新着メール1件》と表示されていた。




「…メールか……」



そう思ったとき、頭にズキッと鈍い痛みが走った。




「イテテ……」




頭を抑えながら、ふと…気づく。




「……てか、ここどこ?」



透けて見えるオシャレなお風呂場、眩しい位の光を放つシャンデリア、どっかのお城とかに敷かれてそうなデザインの絨毯(じゅうたん)。


見渡す限りキラキラした部屋だった。




「あたしの部屋じゃない、まじめに何処?」




はぁ…と、小さいため息をつきながらベットから出ようと毛布を剥いだとき………





信じられないものが私の視界に飛び込んだ。







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