ヒミツの悪魔くん

ズズズズッ~~。



「ちょっとあさ、うるさいよ(汗」

「うぅ~~~」


2×2で向き合うような形の席に、美緒と裕大くん、あたしと星が隣同士座っていた。


「あさったらいつまで照れてるの?」


なんて星が天使のような笑顔を向けながら言うから、プク~っと頬を膨らましてやったら“可愛い”なんて言うから、もっと悔しくなった。



「…そういえば、星からなんでしょ?会いたいって言ってきたの」



悔しいついでに、聞いたときからずっと気になっていた事を本人に聞いてみた。


それを聞いた星は、少しの間あたしの顔をじっと見つめてそれからまたまたあたしに天使のような微笑を向けて言った。



「…俺たち、赤い糸で結ばれてるのかも♪」

「黙らせることも出来なくも無いのよ?」


脅し文句を星に向けていったら、はははって苦笑いを浮かべながら“分かった話すよ”と言って話し始めた。



「裕大がさ、彼女の友達の子のことチラッと話したときに合コンであったあさの事が思い浮かんだんだ。名前も同じ、性格も似てる、閉めは学校も一緒。もうほとんどあさって確信してた。だから会いたいって言ったの♪」

「何で…あたしなんかをかまうのよ」



その言葉に、星は躊躇無く答えた。




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