ヒミツの悪魔くん
「星もいつの間にかいい目をするようになったな」
「は?」
奏の言葉に、困り顔の俺。
すると小さな声で、奏が言った。
「星とはほんとの兄弟になりたかったな…なんてな」
「奏…」
少し…寂しそうに笑う奏。
あぁ、俺にはまだやる事があるよな。
あの人の事が片付いたら、話すと決めていたから。
「星、これからボーイズトークしようぜ♪」
敷いた布団の上で、裕大が目を光らせていた。
「おぉ、いいね」
すかさず奏が裕大の話に乗る。
……はい、乗っちゃうんですか。