ヒミツの悪魔くん


「…明日歌、あさもこの事…」

「はい、知ってます。一緒に探してくれたんですもの」





!…やっぱり…




それじゃ…




「あいつ、探しに行ったんじゃ…」

「でも、外は暗いですし無理って…」




言葉を濁らせて、明日歌が顔をしかめた。





「明日歌?」




俺の問いに、少し焦るように明日歌が口を開いた。





「そう言えば…寝る前に聞かれたの、明日も探そうって。でも私星に知られたくないからいいって言ったんですの」

「…その時あさは、あんまり納得してなかったのか?」

「ー…はい」




ったく、あのバカ!!




「俺、探し行ってくる」



< 119 / 216 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop