ヒミツの悪魔くん
………ん?
待て待て待て!!!!
今何考えた?
良くなんか無い!!!
確かに、最初よりは悪い奴でもないかもって思ったけどアレは忘れなきゃいけない悪夢なんだから。
でもー…
「…なんでなの?」
「は?」
あたしは自分でも気づかないうちに、星に聞いていた。
「あたしの事が気になるって…なんでなの?」
「…知りたい…の?」
「うん」
なんでかしらないけど思ったの。
この理由を聞けば、もっと星に近づけるんじゃないかって。
星の事、知ることが出来るんじゃないかってー…。
真剣な眼差しで聞いてきたあたしの目を見て、星は少し黙ってしまったけれど、
観念したかのように
あたしに笑顔を向けていった。