ヒミツの悪魔くん



あたしは驚いて固まる美緒に駆け寄った。



「ちょっ…美緒大丈夫?」

「う…うん。ビックリしたけど大丈夫」




あたしはいきなり飛び出して来た車をキッと睨む。




それが合図だったかのように、車から誰かが降りてきた。




「危ないじゃない!それにここは駐車禁止…」



文句を言ってやろうとあたしが声を張り上げたとき、降りてきた人影と目が合う。



車からはあたしは驚きで言葉を失うほど、意外な人が現れた。




「えっ…どうし…」



あたしの言葉を待たないでその人影は静かにあたしに近づいた。




そしてー…。





< 142 / 216 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop