ヒミツの悪魔くん
その言葉を聞いた瞬間、星君の表情が変わったのが分かった。
「やっぱり、星君は知ってるのね?」
「…多分、いや…絶対あの人だ」
「あの人?」
美緒には何が何だか、理解不能だった。
が、裕大と何か話していた。
「ちょっと!分かるように説明してよね!アタシの親友が連れ去られたんだから」
「あぁ、美緒にも話さなきゃって思ってたよ」
「え?」
少し空気が変わる。
「連れ去ったのは、父さんだよ」
「ー…え?」
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「んっ……」
ここは…。
目が覚めたあたしはゆっくりと起き上がった。