ヒミツの悪魔くん
「2階は人がいたけど、3階はあんまりいないな。これならゲストルームまでは無事に行けそうだ」
「良かった」
あさ、今行くからな。
たまに通る人影を隠れてかわし、念願のゲストルームへとたどり着いた。
「よし、入るぞ」
「うん」
声をかけながらゆっくりと部屋のドアを開けた。
ガチャッ。
「あさ!!」
呼んでみたものの、部屋の中は静かだった。
見渡してもあさが居る様子もなかった。
「くそっ、違ったのか」
悔しく唇をかみしめた時、ベットの近くから人影が現れた。
「間違っては無いよ、さっきまでは確かにいたはずだから」