ヒミツの悪魔くん



「そっ、あさ的にはあんま覚えてないでしょ」

「いや…まぁ」




最初の顔合わせに自己紹介…位までは覚えてるけど。




「とりあえず、入ろ」

「そだね」




少し記憶を辿りつつ、店の奥へと進んだ。




「そうそう、椅子アンティークっぽくて可愛かったよね」

「前も言ってたね」

「うん、なんか気にいっちゃって」




夕方なので晩御飯…という訳にはいかなかったのでとりあえずデザートを注文。



頬張りながら、星が語りだした。





「…あささ、あの合コンの日の事…どう思ってる?」

「どうって…」





覚える事って…特に……




あっ!!




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