ヒミツの悪魔くん
「ー…………は?」
私は驚いて目を見開いた。
私の隣に、パンツ一丁で体を丸めながらスヤスヤ眠る男の子がいたのだ。
バッ…と私は自分の体に視線を移した。
「あ…あたしも、下着姿……」
服はどこにいったのかわかんないけど、見渡した限り見当たらなかった。
「もう~服はどこにいったのよ~」
うぅ~なんて涙目になりながら私はシーツを体に巻きつけてある部屋全部を開けて服を探した。
「あっ!あった」
洗面台の方で見つけた服をあたしはすぐに身に着けた。
うそ。
うそよね?
あの子とヤッちゃったなんて……ないよね?
昨日のことを思い出しながら記憶を辿っていた時ー…。
「おはよ。早いね、あさ」
「!!!うわぁっ」
後ろから、いきなりギュッと抱きしめられた。