ヒミツの悪魔くん
「ご…ごめん」
「んーん、俺はあさが来てくれただけで嬉しいから」
そうやってあたしに笑顔を向ける星は、嘘を言ってるようには見えなくて…
あたし、どうしようー…
「あ…あたし、残り準備するから星は座ってて!!体調悪いんだから」
「おう、ありがと」
星の手からコップとスプーンを受け取る。
「つっても、ほとんど終わってるけど」
「も…もう、星が気持ちよさそうに寝てるのが悪いんだから!」
「俺かよ(笑)」
プイッと星に背中を向けてコップにお茶を注ぐ。
どうしよう…
あたし、星に惹かれてるんだ…