ヒミツの悪魔くん

その後は、いろいろ美緒に聞かれた。



心配もしてただろうけど、それと同じくらいあたしと星の事を気になっていたんだろう。



星との事を聞きながら、美緒は最後に“良かったね”と呟いた。



その言葉にさっきの事を思い出して顔が赤くなるのを感じた。







まだ…あたしは星となら大丈夫なんて、根拠もない事をまだ思っていたからー…






あれから、何日たっても星からは連絡がなかった。



もちろんあたしからもしてない。



あたしは星から連絡がこないかなぁって待ってたって事もあるけど、あたしから連絡して星に“あさは本当に俺の事が好きなんだね”なんて言われたらムカつくからしてやんなかった。




けど、星も同じこと思ってるから連絡こないのかな？



それともー…




少しずつ、考えが下を向き始める。




なにより、星と話しすら出来ていないこの状況にあたしは寂しさの限界に来ていた。