ヒミツの悪魔くん
「裕大とはやっぱり繋がってるのね♪」
「…青い糸」
「それを言うなら赤い糸」
美緒はなんだかんだ裕大くんとペアが決まった。
すごいな、2人。
本当に運命の相手みたい。
けど、あたしは究極の選択だ。
星か奏さん。
…なんだか、どっちに決まっても波乱の予感がするんだけど…。
んー…と唸るあたしに、笑顔の奏さんが近寄って来た。
「はい、次はあさちゃんの番」
「は…はい」
覚悟を決めて、奏さんの掌に置かれた紙を一枚選んだ。