ヒミツの悪魔くん


3人がかりでの捜索。




それでもなかなか見つからなかった。




「どうしよう…」




心配そうに明日歌さんが言う。




暗がりだから辺りが分かりづらいのが一番の難だ。




「明日歌嬢、帰ろう。これ以上星が心配するし危ないよ」

「……そう…ですよね」

「…明日歌さん」




奏さんの言葉に、落ち込んだ様子の明日歌さん。





見つけて…あげたかったな。





「ごめんね、明日歌さん」

「いえ、謝らないでください。一緒に探してくれてありがとうございます」

「…うん」





その後、星を心配させないようにと涙を拭って明日歌さんは星の元へと駆けて行った。






せっかく四人集合したって事で、四人で帰り道を歩いた。






星を心配させないようにと、明日歌さんはその後も笑顔だった。




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