猫と君
夜中の3時。
強い光と暑さで
俺は目覚めた。
何だろう…
とカーテンを開ける。
……火?
向かいの家が火というより
炎に包まれていた。
はじめ、
俺は状況がいまいち理解できずに
ただ炎を見つめていた。
「…ぇ?…かじ……火事!?」
しかも
向かい側って…っ!!
ようやく
我に返った俺は
急いで玄関に向かい、扉を開けた。
どんっ!!!
扉を開けた瞬間
誰かにぶつかった。
「いっ…た…
……あおい!!?」