Perfume 第一章
「陵ーちゃん♪」
瑞貴だ
「…んだよ、やめろよその呼び方」
「また愛美のこと断ったんだね、愛美可愛いのになんで?やっぱりB専なの?」
無視して帰ろうとする俺に目を丸くした瑞貴がまとわりついてくる
「女は顔じゃねーよ」
瑞貴が更に驚いた顔をする
「顔だよ」
俺だって顔見るけどさ…
鈴子さんの顔も好きだし
でもそれだけじゃないじゃん
だからって鈴子さんの性格もよくは知らないんだけどさ
そーゆーことでもなくて…
なんかこう…ピンとくる何か…
「そんな事言ってると一生童貞だよ」
「な゙っっっ…」
瑞貴の言葉に思わずドモる
言い返そうとするけど動揺して上手く言葉が出ずに唇を痙攣させてる俺を見た瑞貴はニンマリ笑っている
「やっぱそうなんだー…なんで気付かなかったんだろ?陵ってモテるけど特定の彼女いたこと無かったもんな」
「…えっまさか!?」
はっとした顔で俺を見つめる瑞貴
「ゲイじゃないよ」
「よかった~陵がゲイなら俺一番最初に狙われちゃうもんね」
「はぁ?何その自信~」
呆れた俺は瑞貴がうっとおしくなって早足になる
「待ってよ、なんか食ってこーよ、相談乗るから…」
瑞貴も俺に合わせて早足になる
「なんの相談もねーよっ」
いい加減にウザくなった俺は少し強い口調で言う
「乗ってやろーと思ったのに…恋の相談」
「…はぁ?」
「陵、恋してるっしょ?」
「………」
ふと鈴子さんを思い出して顔が熱くなるのを感じる
そんな俺を瑞貴が見透かす様に顔を覗いてくる
「…してねーよ」
「嘘だぁ~なんか今日、陵変だもん…授業中も上の空だったし~俺そーゆー勘はするどいんだよね」
隠せないと思った
確かに瑞貴はそーゆー勘がするどくて
でもそんな風に見透かされるのは苦手だから
「………」
俺は怒ったふりをして早足で歩き続けた
瑞貴だ
「…んだよ、やめろよその呼び方」
「また愛美のこと断ったんだね、愛美可愛いのになんで?やっぱりB専なの?」
無視して帰ろうとする俺に目を丸くした瑞貴がまとわりついてくる
「女は顔じゃねーよ」
瑞貴が更に驚いた顔をする
「顔だよ」
俺だって顔見るけどさ…
鈴子さんの顔も好きだし
でもそれだけじゃないじゃん
だからって鈴子さんの性格もよくは知らないんだけどさ
そーゆーことでもなくて…
なんかこう…ピンとくる何か…
「そんな事言ってると一生童貞だよ」
「な゙っっっ…」
瑞貴の言葉に思わずドモる
言い返そうとするけど動揺して上手く言葉が出ずに唇を痙攣させてる俺を見た瑞貴はニンマリ笑っている
「やっぱそうなんだー…なんで気付かなかったんだろ?陵ってモテるけど特定の彼女いたこと無かったもんな」
「…えっまさか!?」
はっとした顔で俺を見つめる瑞貴
「ゲイじゃないよ」
「よかった~陵がゲイなら俺一番最初に狙われちゃうもんね」
「はぁ?何その自信~」
呆れた俺は瑞貴がうっとおしくなって早足になる
「待ってよ、なんか食ってこーよ、相談乗るから…」
瑞貴も俺に合わせて早足になる
「なんの相談もねーよっ」
いい加減にウザくなった俺は少し強い口調で言う
「乗ってやろーと思ったのに…恋の相談」
「…はぁ?」
「陵、恋してるっしょ?」
「………」
ふと鈴子さんを思い出して顔が熱くなるのを感じる
そんな俺を瑞貴が見透かす様に顔を覗いてくる
「…してねーよ」
「嘘だぁ~なんか今日、陵変だもん…授業中も上の空だったし~俺そーゆー勘はするどいんだよね」
隠せないと思った
確かに瑞貴はそーゆー勘がするどくて
でもそんな風に見透かされるのは苦手だから
「………」
俺は怒ったふりをして早足で歩き続けた