Perfume 第一章
翌朝
目覚めると
鈴子さんはもう出かけていて
テーブルにサンドウィッチが乗っていた
皿の下に小さなメモと鍵を見つける
[合い鍵です]
…それだけ?
昨日あんなに愛しあったのに
冷てぇな…
もう既に鈴子さんに会いたくてテンションが下がる
仕事かぁ…
今日が月曜日な事に気が付いて
カレンダーを眺める
夏休みも今週いっぱい
カレンダーの下の棚に二、三冊同じ書店の紙カバーのかかった文庫本を見つけて手にとる
…あった
Perfumeを見つけて少し嬉しくなる
しおりも挟まってないし全部読んだのかな
そんな事をただぼんやり考えながらシャワーを浴びる
鈴子さんのシャンプーの匂いで昨日の事を思い出して
幸せすぎてはにかんでしまう
サンドウィッチを食べて皿を洗って部屋を出る
鍵はなくさない様に財布の小銭入れの所に入れた
どーすっかなぁ…
ふらふらと駅に辿りついて路線図を眺める
んー…
帰るかぁ
「陵ちゃん?」
久しぶりのキンキラ声で振り返る
うわっ愛美かよ
「久しぶり~会いたかった~ってか髪濡れてるよ?」
昨日の自分の行為を思い出すと同級生と顔を合わせるのが気まずい
「さっき風呂入ったばっかだから、じゃ」
なんだか目が合わせられなかった
まぁ別に愛美に罪悪感感じる必要ゼロなんだけど
家までの切符を買って歩き出す
「相変わらず冷たいよね、陵ちゃんは。そこがいんだけどね~」
「…ついてくんなよ」
改札を通っても愛美がついてくる
目覚めると
鈴子さんはもう出かけていて
テーブルにサンドウィッチが乗っていた
皿の下に小さなメモと鍵を見つける
[合い鍵です]
…それだけ?
昨日あんなに愛しあったのに
冷てぇな…
もう既に鈴子さんに会いたくてテンションが下がる
仕事かぁ…
今日が月曜日な事に気が付いて
カレンダーを眺める
夏休みも今週いっぱい
カレンダーの下の棚に二、三冊同じ書店の紙カバーのかかった文庫本を見つけて手にとる
…あった
Perfumeを見つけて少し嬉しくなる
しおりも挟まってないし全部読んだのかな
そんな事をただぼんやり考えながらシャワーを浴びる
鈴子さんのシャンプーの匂いで昨日の事を思い出して
幸せすぎてはにかんでしまう
サンドウィッチを食べて皿を洗って部屋を出る
鍵はなくさない様に財布の小銭入れの所に入れた
どーすっかなぁ…
ふらふらと駅に辿りついて路線図を眺める
んー…
帰るかぁ
「陵ちゃん?」
久しぶりのキンキラ声で振り返る
うわっ愛美かよ
「久しぶり~会いたかった~ってか髪濡れてるよ?」
昨日の自分の行為を思い出すと同級生と顔を合わせるのが気まずい
「さっき風呂入ったばっかだから、じゃ」
なんだか目が合わせられなかった
まぁ別に愛美に罪悪感感じる必要ゼロなんだけど
家までの切符を買って歩き出す
「相変わらず冷たいよね、陵ちゃんは。そこがいんだけどね~」
「…ついてくんなよ」
改札を通っても愛美がついてくる