Perfume 第一章
それから少し昼寝をした
夢の中に昨日本屋で見かけた女の人が出て来たけれど
顔はぼやけていてハッキリとは思い出せなかった
夕方目が覚めて、ぼんやりと時計を眺めながら残り時間の計算をはじめる
…ん?
やべ
時間ねーじゃん
慌ててシャワーを浴びて髪を乾かすけど
やっぱり時間がなくて生乾きのままクローゼットを開ける
デニムにTシャツ、上にパーカーを羽織ってポケットに財布と携帯だけ突っ込んで階段を降りる
やべ
靴下~
裸足なことに気が付き部屋に戻って靴下を引っ張り出して
ついでに香水と腕時計もつける
「母さん、晩飯いらないわ」
母さんの返事も聞かないまま走って家を飛び出す
なんとか乗りたかった電車に間に合って薄暗くなっていく車窓に映った自分を眺める
あーワックスくらい持ってくるんだったかなぁ
まっ矢城君だからいっか
駅に着いて西口の改札を出ると矢城君と矢城君の更に先輩の武本康介さんが居た
不思議な組み合わせにきょとんと間抜け顔の俺を二人がニヤニヤ眺めてくる
「…今日って…」
夢の中に昨日本屋で見かけた女の人が出て来たけれど
顔はぼやけていてハッキリとは思い出せなかった
夕方目が覚めて、ぼんやりと時計を眺めながら残り時間の計算をはじめる
…ん?
やべ
時間ねーじゃん
慌ててシャワーを浴びて髪を乾かすけど
やっぱり時間がなくて生乾きのままクローゼットを開ける
デニムにTシャツ、上にパーカーを羽織ってポケットに財布と携帯だけ突っ込んで階段を降りる
やべ
靴下~
裸足なことに気が付き部屋に戻って靴下を引っ張り出して
ついでに香水と腕時計もつける
「母さん、晩飯いらないわ」
母さんの返事も聞かないまま走って家を飛び出す
なんとか乗りたかった電車に間に合って薄暗くなっていく車窓に映った自分を眺める
あーワックスくらい持ってくるんだったかなぁ
まっ矢城君だからいっか
駅に着いて西口の改札を出ると矢城君と矢城君の更に先輩の武本康介さんが居た
不思議な組み合わせにきょとんと間抜け顔の俺を二人がニヤニヤ眺めてくる
「…今日って…」