Perfume 第一章
月曜日は憂鬱だ
昨日、鈴子さんを好きだって自覚してからは
落ち着かなくて
でもメアドも知らないし
そもそも俺、高校生だし
なんだかやるせないなぁ
教室に入ると金曜日の事なんて皆忘れてて
傷も目立たなくなっていて
相変わらず代わり映えのない日常が始まった
けだるい授業も鈴子さんのことを考え出すと
時間が過ぎるのが早い
「陵ちゃーん、今日帰り一緒に帰ろっ♪」
最後の授業が終わるチャイムと同時に愛美のキンキラ声が響いた
隣のクラスの松浦愛美はうちの高校のマドンナって程モテるし可愛い
目もでっかくて厚めの唇に長い茶髪をくるくる巻いて
でも俺はなんとなく
好きくない
自分が可愛いってわかってるとことか
ちょっと怖い
最近、愛美が俺を気に入ってて…よく誘われるけど
ずーっと断ってる
そりゃマドンナに好かれりゃ嬉しいけど
自信満々過ぎて
ちょっとひくよな
「やめとく」
「なんでぇー?悲しー…」
目ーウルウルさせたって
今の俺には通用しないもんね
明らかにテンションの低い俺に呆れて愛美が去って行く
あーあ
鈴子さんに会いたいな
会ったって
まともに目も合わせられないけど
昨日、鈴子さんを好きだって自覚してからは
落ち着かなくて
でもメアドも知らないし
そもそも俺、高校生だし
なんだかやるせないなぁ
教室に入ると金曜日の事なんて皆忘れてて
傷も目立たなくなっていて
相変わらず代わり映えのない日常が始まった
けだるい授業も鈴子さんのことを考え出すと
時間が過ぎるのが早い
「陵ちゃーん、今日帰り一緒に帰ろっ♪」
最後の授業が終わるチャイムと同時に愛美のキンキラ声が響いた
隣のクラスの松浦愛美はうちの高校のマドンナって程モテるし可愛い
目もでっかくて厚めの唇に長い茶髪をくるくる巻いて
でも俺はなんとなく
好きくない
自分が可愛いってわかってるとことか
ちょっと怖い
最近、愛美が俺を気に入ってて…よく誘われるけど
ずーっと断ってる
そりゃマドンナに好かれりゃ嬉しいけど
自信満々過ぎて
ちょっとひくよな
「やめとく」
「なんでぇー?悲しー…」
目ーウルウルさせたって
今の俺には通用しないもんね
明らかにテンションの低い俺に呆れて愛美が去って行く
あーあ
鈴子さんに会いたいな
会ったって
まともに目も合わせられないけど