走り出せ、コスモス<前編>




「先生!」

塾に行って、先生を発見

私は階段を駆け下りて、飛ぶように先生のところへ向かう


にこって

先生は笑ってくれた

「勢いいいね

何かいいことでもあったの?」

「べ べつに 何でもない」


前髪を直して

照れちゃって ちょっと横向いて答えた

「そ?」

先生は目を半分伏せて笑う


大人な笑い方


かっこいい…



「もう俺は今日授業ないから、あるだけ聞いてくれていいよー」

「ホント!?実はいっぱいあって…」

や… ったあ!!


次の授業までの10分くらいだと思ってた…

先生といっぱい一緒にいられる!


先生の後を、はしゃいで一人で笑いながらついてった







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