恋愛学園



「ここは全寮制だからね、ちょっとの事じゃ家には帰れないよ。
あっ、ちなみに今ツバサが着てんの、ココの制服だからっ♪
俺がデザインしたのーっ☆」


「…それは嘘でしょーっ!
だってこの《L》と《S》、どっかのブランドのでしょ?
あははっ、制服だなんて…さすがにそれはないよーっ!!」


「ホントだよ?
その《L》と《S》は《LOVE》と《SCHOOL》の略だからっ☆
つまり恋愛学園〜♪」


イェイ☆…ってバカバカバカっ!!!!!

あーあ…騙されたぁ〜っ!


とゆーか…もう諦めるしかなさそう…はぁ……。


「あっ!で、これがツバサの荷物ね☆」


ドーンッ───…


そこには段ボールが三つ。



「…卒業するしかないわけ…?」


「そうだよ。」


「どうすれば卒業なの…?」


「うーんと…普通に三年間か、婚約するか!」


「無理無理無理!!!!!!
ってか…もう付き合ってる人もいるわけでしょ?」


「そうだよ?」


「じゃぁ不利じゃん…。」


意外とやる気?(笑)


「なんで?」


「だって…後は微妙なのばっかり残ってんでしょ?」
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