I love ?
… love 1 …

憂鬱な毎日

「〇〇総理の支持率が急減し始めています。これにより…」

プチッ………。


不景気。
今、あたし達は不景気の中を生きてるんだ。
受験のときも誰かが言っていた言葉だ。

恋愛に対しても…不景気だ。
出会いもない、一目惚れもない。
ただひたすらに毎日を生きているだけ。
今、あたしがご飯を口に詰め込んでいる間にも、恋人達はメールでもしている時間だろう。

寝よう。




♪〜♪〜♪〜…

♪〜♪〜♪〜…


「…ほ!」

ん?

「真歩!起きなさい」
遠くで誰かが呼んでる。

「…うん」

「もう6時30分だよ!」
お母さんか…。

「…ぇえ!!」

「お母さん行ってくるね」

「いってらっしゃい…」

も〜…眠いのに。

あたしは目を擦りながらも布団から起き上がった。
ご飯も食べて、弁当も作って、髪の毛もとかして、歯も磨いた。


あれ…なんか足りない気がする。
宿題だ…まぁ、いっか。



マフラーを巻いて家を出た。
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