【極短】えんじぇる。
私も悪魔なんかじゃない。
「夏目くん、大好き」
「俺もだよ」
私たちは、エンジェルだ。
「でもなんで、俺がソラを好きだと思ってた?いつから?」
「高校の時。夏目くん、お姉ちゃんと良く密会してたでしょ?」
「…知ってたのか?」
「うん。だから…」
私が落ち込んだ顔をすると夏目くんが笑う。
「ソラ、あの頃から優弥が好きだったんだ。それの手伝い」
「優弥さん?」
「うん。付き合うまでのキューピッド的なね」
優弥さんは夏目くんの親友で、お姉ちゃんの元カレ。
お姉ちゃんはまだ、優弥さんが好きだけど優弥さんがお姉ちゃんをフッた。
「あの2人、そろそろ依り戻すよ」
「なんで?」
「閻魔の勘」
「またそれ言う!!」
でも閻魔様、もとい夏目くんの言った通りお姉ちゃんと優弥さんは依りを戻した。
私たちの結婚式、春の温かい風が吹く頃に。
「夏目くん」
「ん?」
「お姉ちゃんが天使なら、私は悪魔。で、夏目くんはやっぱり閻魔様だね」
「夏目くん、大好き」
「俺もだよ」
私たちは、エンジェルだ。
「でもなんで、俺がソラを好きだと思ってた?いつから?」
「高校の時。夏目くん、お姉ちゃんと良く密会してたでしょ?」
「…知ってたのか?」
「うん。だから…」
私が落ち込んだ顔をすると夏目くんが笑う。
「ソラ、あの頃から優弥が好きだったんだ。それの手伝い」
「優弥さん?」
「うん。付き合うまでのキューピッド的なね」
優弥さんは夏目くんの親友で、お姉ちゃんの元カレ。
お姉ちゃんはまだ、優弥さんが好きだけど優弥さんがお姉ちゃんをフッた。
「あの2人、そろそろ依り戻すよ」
「なんで?」
「閻魔の勘」
「またそれ言う!!」
でも閻魔様、もとい夏目くんの言った通りお姉ちゃんと優弥さんは依りを戻した。
私たちの結婚式、春の温かい風が吹く頃に。
「夏目くん」
「ん?」
「お姉ちゃんが天使なら、私は悪魔。で、夏目くんはやっぱり閻魔様だね」