Five Days
第1章 不毛な朝 ① 《千鶴》
『ふぁぁっ』

今日も 大あくびで1日が始まる
1日って不毛…

何でこんなに楽しくないんやろ

ピpppppppppppピピピピ…

今日も窓の外からけたたましいアラーム音

子供でも渡れるくらい近い隣の家のベランダ

このけたたましいアラーム音は隣の家からだっ

まぁ毎朝のことなんやけどね

そう思いながら服を着替える

今日もいつもと同じように学校

なぁんか イイことないんやろか?

そぅ思いつつ毎日過ごす

部屋のから階段を降りてダイニングに行く

だっれも居らへん

いつものことや

親は新聞社やっちょって 朝早くに起きる

せやのにゥチが起きる時にはもぅ寝よる

夜は友達と遊んだり部活したりしてて遅くなったら もぅ寝とるし…

ゥチが休みやない限り滅多に見んなぁ…

まぁ 休みでもゥチのことかまっちゃぃなぃけどっ

朝食のパンを食べ今日も余裕を持って学校に向かぅ

いつも 見慣れた通学路

『つまんなぃ…』

……
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