Five Days
「そんなことはどうでもいぃ お前はなにしてたんだってっ」

『やから千鶴と歩きよった言よろがな』

「ちづるぅ?お前いつのまに彼女ができたんだ」

『ちゃぅわぃ↓アレや ほれっ前に叶斗には言ったやろおが…隣の家の…』

「あぁ例のアレか…あの中学になって話さなくなったとか言う…」

『そぅ②まぁそういうことゃ』

「で?そのこは?」

『それが…気がついたら一人やった…』

千鶴…

学年交流も終わり3時間目の授業が始まった

始まる前に隣の千鶴のクラスを覗いた

千鶴はおらん…

どこいったんやろぅか…?

3時間目…

4時間目…

5時間目…

6時間目…

……………

千鶴が学校に現れることはなかったんゃ


帰りも千鶴がどこにいったのか…

そのことだけ考えながら家に帰った

俺は部屋のベットに横たわり窓の外を眺めた

千鶴の部屋…

俺の部屋の丁度真向かいにある

小学校高学年のときはよぉベランダの柵越えて行きよったなぁ

千鶴もぉ帰ってきとろかなぁ

ベランダのドァを開けて千鶴の部屋の中を覗く…

人影はなぃ…

夜まで待ちよろかっ…

夜になったらなんぼし(←さすがに)帰ってこぉ

そぉ思て 部屋で千鶴の部屋の明かりがつくのを待った

途中 晩御飯を取りに下に降りたくらぃだ

俺の母親はニュースキャスター…

親の父親はプロデューサー…

二人ともなかなか家になんか帰ってこん

祖母が一緒に暮らしているがもぅ何日も会ってなぃ…

ご飯は作ってくれているが 時間になるとポーンと机の上に置いてあるだけだ

祖母は俺のコトを避けているのだろうか…

俺が学校から帰る頃には自分の部屋に隠ってでてこぉへん
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