Ｆｉｖｅ Ｄａｙｓ

そやって思いながら歩きよったら♂集団の中に紛れこんでしもとったっ…

げっ↓↓

こいつら邪魔やなぁ↓

その時や

「おぃっ」

ぶっきらぼぅに呼声が聞こえた

あれは誰を呼んでんやろ?

「おぃっ!」

はぁ なんか必死なようで

「おぃって言よろがっ!」

ポン

その声の主はゥチの肩に手を置いた

はぁ?ゥチかいなっ

『誰やねんっ ちゃんと名前よべゃなぁっ』

「よっ★」

そやって 片手をあげて涼しげに笑うのは

『梁(りょう)!?』

だった

梁は朝うるさい原因のお隣の家に住んどる 言わば幼なじみや

でも 中学入った頃から話さなくなってしもた

うんで 高校(今)に至ってるわけですょ

何で話さんくなったんやろ?

忘れてしもた

やけどゥチはこいつんことが少し好きやった気ぃがするんやけど……

…

今は…

今は…

どぅなんやろ?

う～ん

チラッと 梁を見てみる…

確かに ゥチの好みはこんなんやけど…

「うん?どなんした?」

『ぅわっ』

「なんじゃ?変な声だしおって?」

『やて 梁が急に振り向くから…』